Fiction フィクション
宇宙へ。もっと深く宇宙へ、もっともっと宇宙へ。フィクションのパフォーマンスでは二人の宇宙飛行士が出会います。しかし、その宇宙は我々が常に知っている宇宙、教育番組やドキュメント映画で知っている宇宙とは異なります。そして二人の宇宙飛行士も典型的な宇宙発見者ではありません。彼らのスペースシャトルには平凡な人間の性格、気質が搭乗しています。彼らの冒険は計画的に進んでるミッションとはぜんぜん違うのです。その二人の宇宙飛行士が違う星の奇妙な生物と出会う。しかしその生物と連絡をとるのは簡単ではなことではありません。お互いに基本的なことでも理解するための通話には手、足、蛸足などを使用しなければならないのです。やっと気持ちが通じるように成ったところで、お別れをしなければならないなんてとってもさびしいね・・・
宇宙では魅力的なこととも会えるし、危険なことにも、恐いことにも、美しいことにも全て会えます。しかし、心のなかにある個人の宇宙がさらに魅力的、さらに神秘的、さらに危険、さらに美しいのではないでしょうか。間違いなく、同じくらい永遠に果てしない宇宙です。
我々の心が想像力であふれたなら、我々の考えが独得であるなら、その個別な宇宙が一番貴重なことなのは確実なことですよね。
自分の考え方のせいで時々孤独になります。しかし、それでギブアップしてはいけません。自分の考え、夢、想像を奪われないようにしなければいけません。特に変わった夢や想像を。自分の考えを人と一緒にしない、そうしたらすべての宇宙は壊れてしまいます。我々人間は個性があるからこそ結びついているのです。
脚本:アステロヴァー・エヴァ、チヒー・ヨセフ、リシュカ・ペトル、ヘフト・ミカル
振り付け:アステロヴァー・エヴァ
音楽:ズデネック・ズデネック
衣装案:トウレチュコヴァー・ダナ、アステロヴァー・エヴァ
衣装実現:ベズジーチュコヴァー・エミリエ、ピホヴァー・ヘレナ
演劇部品作成:ネノヴ・ストヤン、マウレンツ・イヴォ、プロチェック・パヴェル
芸術的協力:トヴォルデック・フランチシェック
主催者:チハージュ・アレクサンドル
初演:2001年10月2日
Clonarium クロナリウム
歴史から学べることは生物の受精への進入は新たなことではないということ。例えば有名なノアの箱舟がこの立場から見るとはじめての遺伝子銀行といえるでしょう。パラケルスス{1493~1541}ドイツ出身の科学者及び医師はチューブから人間を作り出すアイデアを提出しました。
今回遺伝子の神秘を探索しようとするのはプラジャーク博士です。博士は電気・メカの実験時期を経て、生物学・遺伝学の実験時期へ移行しています。クロナリウムではかれの実験を自分の目で見ることができます。クロナリウムというのは公開ラボであり、レベルの低い生物を管理しながらレベルの高い生物へ変身させます。彼の特殊な機器、LTN装置(現在4世、炭素及び窒素供給を管理できる)により、生物の生まれる瞬間をエンドスコープを利用して、見ることができます。エンドスコープの発明者は博士のアシスタントであるハジュマン。プラジャークのバイオシンテゼの合格率は信じがたいですがたったの23%です。もちろん、動物実験に意味がないわけではありませんが、プラジャーク博士の意見によれば、人工出産の道を歩んでいるのだから、罪のない動物まで実験する必要はないとのこと。そして、あなたがクロナリウムに来てもらった理由は無償の細胞ドナー提供者の役割を達成するためなのです。将来、プラジャーク博士はクロナリウムにて新たな遺伝変身した生物-多目的家庭作業ができる生物、例えば家庭ごみ処理生物など-を生産しようとしています。これからの継続的な研究を真面目に維持していくプラジャーク博士、いままでのワイルドな結果に関係なく、以下の通り述べています:「新しい生命を作るということは死をばかにするということだ。」
謝辞
プラハにてLTN装置を据え付けできたイメージ劇場、しっかり努力継続してくれたハジュマン、勇気をもってアシストしてくれたルジェナちゃん、そして、危険を顧みず私の実験に参加してくださったクロナリウム観客の皆様顧客の皆様に感謝いたします。
脚本:アステロヴァー・エヴァ、チヒー・ヨセフ、リシュカ・ペトル
振り付け:アステロヴァー・エヴァ
音楽:ズデネック・ズデネック、チハジュ・アレクサンドル
衣装:ヴィスコチル・ラジスラヴ、アステロヴァー・エヴァ、ダグマル・ブジェジノヴァー
映画補助撮影:ラーンスキー・ミカル
舞台装置:トヴォルデック・フランチシェック、チェペラーコヴァ・シルヴァ
主催者:チハージュ・アレクサンドル
初演:1999年8月3日
上演回数:301
Night Flight ナイトフライト
1994年からのこのパーフォマンスは飛行業界の場面に基づいています。パーフォマンス時、観客はイメージ航空の乗客となり、ダチョウ727号に搭乗します。離陸直前の点検でデビル機械を発見。無責任チーム、パイロット二人とスチュワーデス一人は乗客に挨拶はしたものの、本当は彼らは乗客より自分達のことに関心が深い。踊り子のハイジャックに何とか対処したもの、まもなく飛行機と一緒にミステリアスな三角空間に落ち込み、ブラック空間に落下してしまいます。突然全てのことが異なり、全てのことが違くなってしまいます。3人の愛の三角関係も思いがけない結末をむかえます。ダチョウ727号は90分間の飛行後、ミステリアス空間を出て、安全に離陸地点に着陸しました・・・
脚本:アステロヴァー・エヴァ、チヒー・ヨセフ、コプジヴァ・アントニーン
振り付け:アステロヴァー・エヴァ
音楽:ズデネック・ズデネック
衣装:フラヴァチー・ヴラチスラヴ、アステロヴァー・エヴァ、ベネショヴァー・ソニャ
舞台装置:フラヴァチー・ヴラチスラヴ、トヴォルデック・フランテシェック
主催者:フラヴァチー・ヴラチスラヴ、トヴォルデック・フランチシェック
初演:1994年8月21日
終演:1999年6月20日
上演回数:476
Fancy
誰でも、こんな不思議な気持ちを体験したことがあるでしょう。どこかで見たことがある、どこかであったことがあるという気持ち。夢かまことか。自分でわからないくらい不思議。それがデジャヴー現象。誰でも最低一回は体験してるはず。人生が突然論理なき夢のように思えます。神秘的なものと平凡的なものがミックスされて現実と非現実のカクテルになります。この様な状況にステージの裏から誤って観客の前に突然登場させられたコミック家二人。かれらの混乱が真っ白いドレスを着た少女によって中断されます。二人の凡人が、神秘的なブラックシアターの真っ黒の闇へ彼女を追いかけます。あそこへ、不可能な事が可能になるところへ。何でも可能なところへ。不思議な人物がどこから現れてきて、どこかへ行ってしまう。通常の論理が壊れてしまい、奇妙な万華鏡の世界になってしまう。最後に例の二人が真っ白のファンシーをつかんだところで、幕となります。夢と錯覚がお終いとなってしまうのはいつも残念に思うものですね。でも、想像力十分であれば、パーフォマンスは終わっても、夢はまだ生きています。
脚本:アステロヴァー・エヴァ、チヒー・ヨセフ、ピシュ・レネー
振り付け:アステロヴァー・エヴァ
音楽:ズデネック・ズデネック、マラーセック・ペトル、ビンデル・ペトル
衣装:アステロヴァー・エヴァ、ベネショヴァー・ソニャ
舞台装置:トヴォルデック・フランチシェック、チルハン・ラデック
主催者:チハジュ・アレクサンドル
初演:1992年7月20日
終演:1999年9月9日
上演回数:956
Jazzmime stories ジャズマイムストリーズ
この元々のレビューが我が劇場の一番初めのパーフォマンスでした。ブラックシアター、パントマイム、モダン音楽のコンビネーションは長い友-ジャズマンと劇家との協力の結果でした。
遊び心いっぱいのユーモアセンスにより様々な短編シリーズが出来上がりました。ギャグ、ブラックユーモア、モダンダンス、ビジュアル効果好きな方は必見です。
観客を楽しませるために、神秘的な想像力を生み出させるために、楽しい気分になるためにブラックシアターと現代的パントマイムが統一した。成功の証はパーフォマンスの年数からみてとれます。
脚本:アステロヴァー・エヴァ、チヒー・ヨセフ、ピシュ・レネー
振り付け:アステロヴァー・エヴァ
音楽:ズデネック・ズデネック、アウデス・イヴァン、チハジュ・アレクサンドル、マラーセック・ペトル
衣装:アステロヴァー・エヴァ、コネチュナー・インドラ、リシュカ・ペトル
舞台装置:トヴォルデック・フランチシェック、チルハン・ラデック
主催者:チハジュ・アレクサンドル
初演:1990年2月17日
終演:1997年9月28日
上演回数:231